担当者によって言うことが違うのだけど…：定着支援の現場から

就労移行支援事業所 えがお工房8たんと スタッフの 中谷内（なかやち）です。

一般就労した訓練生のみなさんのところへ、一ヶ月に一度訪問し、ご本人や企業の担当者さまからお話しをお聞きし、長く就労できるように支援しています。

ウロウロしていることが多いのは…

物流会社で働くM さんのところへ、訪問したときのこと。
仕事は倉庫での作業。
働き始めて2カ月ほど。遅刻することもなく順調に働いていました。

しかし、企業の担当者様に様子をおききすると、
「作業が終わった後に、どうすれば良いのだろうとウロウロしていることが多い。自ら聞きに来ることができない。」
とのお話しがありました。

本人に確認すると、
「ある作業のあと、貼ってあるシールをはがすものと、はがさなくてよいものがあるのですが、お聞きする担当者によって言うことが違ってわからなくなります。」
とのこと。

自分が働いている時に、決まった担当者や明確な指示がないことで、混乱していたようです。

企業様にはそのことをお伝えし、できるだけ、明確な指示命令をお願いしました。

一つずつ課題をクリアし、長く働いていただけるよう、これからも支援をしていきたいと思います。