最初の一歩。

【金沢市の障害者就労移行支援事業所 えがお工房８たんと日記】
みなさんこんにちは、さきです。

先週火曜日（12月8日）、面接に行ってきました。

老人ホームの事務職の募集があり、
車椅子でも可能、またレクリエーションなどで利用者さんとコミュニケーションを図れる。
ということで子供やご老人と関わるのが好きな私は早速応募、まずは来年から1か月間トライアル雇用を受けることとなりました。

本当はとっても嬉しいはずです。
でも今は不安と何とも言えない気持ちでいっぱいなのです。

私は障害をもってから、新しい環境へ行くことが多くありました。
でも、こんな気持ちになったことはありません。

なぜなら、「新しい場所には同じような障害を持った人がいた。」からです。
必ず同じように車いすの方がいて、障害をもった人がいて、自分一人だけじゃない、
いつでも周りの人が助けてくれる。という安心感があったから不安にはならなかったのです。
でも、今回トライアルを受ける所は「障害者雇用枠」は私が初めてという場です。

「私に出来ることがあるのかな？」
「みんな受け入れてくれるのかな？」

そんな不安が今は毎日、頭をよぎっています。

 

私だけじゃない

先日、入院時にお世話になっていた看護師さんと会うことができ昔話に花を咲かせました。
ケガをして一番ひどいときの私を見てくれていた看護師さんだったので
久しぶりに会ってなんだか涙が出そうなくらい安心して気持ちも落ち着きました。

お礼の連絡をしたらその看護師さんから
「実は、私も新しい仕事で不安だったけどさきちゃんに会って前向きになれました。」
という連絡が来てビックリしました。

そして、誰でも最初の一歩は不安なものだと、いつもニコニコしている看護師さんでさえ不安なことがあるのだと気付かされました。
８たんとにも新たな一歩を踏み出し頑張っている仲間や、新しいことに挑戦して頑張っている仲間がいます。
みんなきっと不安を抱えながらも自分の為に、または家族の為に前向きに頑張っているんだと思います。

そんな姿を見ると、
「私、一人だけじゃない」と勇気を貰います。

 

私が子供やご老人と関わりたいのには
「私でも人を笑顔にしたい」という理由があります。
面接官の方に「貴女のその笑顔が羨ましい」と、言っていただきました。

”初心忘れるべからず”。

不安は尽きませんが、まずは1か月、自分なりの「笑顔」を大事に、自分に合う仕事なのか将来をしっかり見据えたいと思います。